犬の歯石除去を動物病院で行いたい!知っておくべきポイントをご紹介!

愛犬の歯石除去、どこでやったらいいの?

家でやりたいけど難しそう。

動物病院だと絶対に全身麻酔しないといけないの?

犬の歯周病対策には歯石や歯垢の除去がかかせませんが、実際やるとなると さまざまな疑問や不安が浮かんできませんか。

歯垢の段階ならば歯磨きなどで落とすことができます。でも歯石になったら なかなか完全に落としきることは難しいですよね。

歯石除去には色々な方法がありますが、動物病院での歯石除去を検討中の 飼い主さんも多いのではないかと思います。

ここでは動物病院での歯石除去について、飼い主さんに

知っておいてほしいことをまとめました。

動物病院での歯石除去とは

動物病院での歯石除去とは

自宅でやるのは難しいし、すべての歯石を除去することはできません。

動物病院でならば、完全な歯石除去が可能ですね。

また有資格者である獣医さんによる施術なので、安心できます。

動物病院では歯石の除去だけでなく、歯の表面を研磨することで歯石の再付着を防ぐことも行っていて、必要に応じて歯周病の治療を行うこともあります。

そして、全身麻酔での歯石除去と無麻酔での歯石除去があります。

費用

歯石除去の費用は、犬の大きさ(重さ)や歯の状態などによって異なります。

こちらは平均的な金額です。目安にしてみてはいかがでしょうか。

小型犬(体重10kgまで)・・・およそ2万円から5万円

中型犬(体重10kgから25kgまで)・・・およそ3万円から6万円

大型犬(体重25kg以上)・・・およそ4万円から8万円

(そのほか、超小型犬や超大型犬など、体重によって金額がかわってきます。 詳しくは動物病院で確認してくださいね。)

検査

一般には麻酔をかける前の事前検査として、血液検査などを行います。

麻酔は肝臓で分解されるので、肝臓機能など内蔵のチェックをするのですね。

また診察のときに、見た目はきれいでも内部まではわからないため、 レントゲンでの検査をすることもあります。

その上で歯石除去のみになるか、歯周病の治療や抜歯などを行うかは 獣医さんの判断により決まります。

使用する器具

スケーラーや特殊なペンチなどのほか、短時間で安定した歯垢・歯石除去を行うため 超音波スケーラーを使用する病院もあります。

また歯の表面の研磨にも、マイクロエンジンなどのマシンを使用することがあります。

施術の前には

麻酔を使用しての歯石除去は、「手術」という扱いになるそうです。

飼い主さんが手術同意書を書いたり、手術前日の食事制限などもあるそうなので、

事前に獣医さんからしっかり説明してもらうと安心ですね。

麻酔について

麻酔について

全身麻酔をすることに抵抗のある飼い主さんは多いかもしれませんね。

高齢の犬や持病のある犬など、麻酔の使用ができない場合もあります。

見えている範囲での歯石除去ならば、麻酔なしでも行えるかもしれません。

でもそれでは完全に除去することにはならず、すぐまた歯石ができてしまいます。

そして、暴れてしまう可能性のある犬では無麻酔での処置はできません。

全身麻酔のメリット

痛みを感じやすい歯周ポケットなど奥深いところの歯垢や歯石除去を

落ち着いて行うことができる。

麻酔をすることで、歯石除去だけでなく他の治療も同時に行うことができる。

歯石の付着がひどい場合でもしっかり除去できる。

無麻酔のメリット

高齢の犬や、心臓などに持病のある犬にでも対応してもらえる。

麻酔使用に比べると費用が安い。

歯石除去のあとは

歯石除去のあとは

動物病院により異なりますが、歯の表面にフッ素を塗布することがあります。

歯の強化のための塗布で、虫歯予防に役立つそうです。

歯肉炎など炎症を起こしている場合、抗生剤を処方されることもあるそうです。

これは細菌の感染を防止するためです。

アフターケア

犬の場合、歯石除去を行ったとしてもすぐに再付着しやすいそうです。

歯石予防には歯垢を歯ブラシでおとすことが大切です。

自宅でできる歯磨きの方法を獣医さんに教えてもらうといいでしょう。

また食事についてですが、ドッグフードや缶詰などの加工品は保存のため 加熱処理されていますよね。

口の中の環境を整えるためには酵素や良性菌がたくさん含まれた

未加熱の食材が適しています。つまり、生の食材です。

生の肉や骨などを食べることで良性菌が増え、口の中の

雑菌の増殖を防ぐことになるのです。

ふだんの食事に、ドッグフードだけでなく手作りごはんを加えてみては いかがでしょうか。

全身麻酔での歯石除去の様子はこんな感じです。参考にしてみてください。

まとめ

まとめ

①動物病院では歯石除去だけでなく歯周病治療も行っている。

②麻酔を使用する歯石除去、無麻酔での歯石除去、それぞれ

メリット・デメリットがある。

③歯石の予防にはふだんのデンタルケア&食事管理が大切。

愛犬の健康のために、まずは信頼できる獣医さんと相談することをおすすめします。

そして自宅でできる歯磨きにチャレンジしたり、愛犬の食事を見直してみるのも いいかもしれませんね。

投稿者プロフィール

山本
山本
犬をこよなく愛して20年。とある田舎で犬たちと暮らしています。

犬を飼っている方の疑問やお悩みを解決し、微力ながら犬と人が幸せに暮らせる社会づくりに貢献していきたいです。