トイレを教えても何度も繰り返すマーキング行為…。何か意味があるんでしょうか?
特にお散歩の時、男の子のワンちゃんに見られますよね!今回はマーキングに対して理解していきましょう!
ワンちゃんのマーキング行為の目的とは?
ワンちゃんのマーキング行為は“ここは僕の縄張り!”という意味だと一般的に認知されています。
マーキング行為は男の子のワンちゃんという認識が多い気がしますが、実は女の子のワンちゃんにもマーキング行為が見られます。
発情期の女の子にマーキング行為がよく見られますが意味としては“彼氏募集中♪”みたいなものですね(^^)
男の子のワンちゃんはそのメッセージにマーキングを重ねていきます。
女の子のワンちゃんはしゃがんでしますが、男の子が足を上げてするのはより高い位置にすることで上書きされないようにする防止だと考えられています。
犬社会も色々と事情がありそうですね(;´∀`)
マーキングのやり方にも色々!
実は従順なマーキングと反抗的なマーキングがあるって知ってますか?
すべての男の子のワンちゃんが足を上げてするわけではなくしゃがんでする子も中にはいます。
飼い主さんよりも自分は下だと認識している子ほどしゃがんで排尿して、強気な男の子のわんちゃんほど足を上げて排尿するんだとか。
私の行きつけの動物病院では出入り口での排尿が多い子がいますが、反抗してそのような行為に至るのでは?と思いました。
ワンちゃんは言葉が話す事が出来ない分、行為で反抗して知らせているのかもしれませんね(^^)!
マーキングはストレスや不安から増えることもある?
不安やストレスを抱えてしまうとマーキングが増える。という意見もあります。
人が大きな悩みや不安を抱えていると自然に涙が流れる事がありますよね?仕組みとして血液中に溜まったストレス物資とを涙として体外に排出していると言う説がありますが、ワンちゃんはストレス物質を尿として体外に排出しているのではないかと言われているみたいです。
体の毒素を溜め込まずに体外に排出するのは生命はもしかしたら共通なのかもしれませんね…
もし尿の回数が増えた!失敗が増えたと言う場合はそっと寄り添ってあげましょう(*^^*)!
室内でのマーキング、どうやってやめさせる?
本能的なことだと理解していてもマーキングには苦しめられますよね…
そこで、やめさせるには方法があるのか?あります。
まずは、避妊・去勢手術をすることです。中には可哀想!などの意見の方もいるとおもいます。
そもそも、マーキングは女の子のワンちゃんがが発情し、男の子のワンちゃんが候補していくための行為。それをやめさせるにはまずこの方法に限ります。だと言っても全くなくなる!というわけではありません。
その子の体質などにもよりますが約50%はなくなると言われています。
手術をしても中々収まらない場合は、クロミカムという不安除去剤を投与することによって多くのワンちゃんのマーキングが消失します。不安除去剤と言うことから、ワンちゃんがストレスによってマーキング行為をしていると言う可能性は大きいようですね。
またお薬だけでも効くのでは?と言う声もあるようですが、避妊・去勢手術をしない限りお薬のみの効果は望めないと言われています。あくまでお薬は不安除去剤ということで、ストレスからのマーキングは一時的になくなる。と考えた方がいいと思います。
ワンちゃんといい距離で付き合っていくには、ワンちゃんのためにも自分のためにも考えてみた方がいい方法かもしれませんね(`;ω;´)!
マーキングと不適切な排泄尿のちがいとは?
マーキングも排泄尿も変わりがないのでは?と言う意見の方もすくなくないのではないでしょうか?
マーキングと不適切な排泄尿は違いますので対応や処理方法も変わってきます。
まず、マーキングは一度の尿量がちょっぴりであちこちにします、
不適切な排泄尿は一度の尿量がたっぷり出ます。
避妊・去勢手術したのに収まらないから、クロミカムを投与した。でも放尿してしまう。はまた違います。クロミカムを大量に投与してしまうとワンちゃんの健康に対して良くないです。
まずはトイレトレーニングの見直しをすることがいいかもしれません。
また、子犬のうちにしつけておくといいと言うように、多少大きくなったワンちゃんや成犬のワンちゃんにしつけるということは難しくなると思います。そのときにはプロの手をかりてみるのがいいと思います。
無理なしつけを続けていてはワンちゃんにとっても飼い主さんにとってもストレスに繋がる事になってしまいます。様子を見ながら判断する事をおすすめしましす(*^^*)!
覚えておいてほしいこと!
マーキングには大切な意味があることがわかりました。
また、対応方法など身近にあることもわかりましたが時には可愛そうだけど決心してあげることも大切だとわかりましたね!
ここで注意してほしいことはマーキングになると一度の尿量が少量でもあちこちにすることから、尿量が増えることがわかります。その場合には膀胱炎やストレスなどの可能性もあるかもしれないと頭の隅に覚えておいてほしいです。
普段から愛犬の様子などは観察していると思いますが、普段と様子がおかしいなど気になる点が少しでも見つかれば病院で検査してもらいましょう。病気は早めの処置が早めの回復に繋がります。
大切なかわいい愛犬と長く付き合い、思い出を刻みましょう(*^^*)♪
まとめ
1、マーキングにはちゃんと意味があるので理解しましょう
2,マーキングのやり方にも色々あります。個性が見られるかも…♪
3,マーキングはストレスからの行為もあり!
4、マーキングをやめさせたい場合は避妊・去勢手術で約50%は期待できる。
5、避妊・去勢手術してまだ続くようなら不安除去剤、クロミカム投与という手段もある。
6、マーキングと不適切な排尿を見極める事!
7、マーキングによって排尿量が多くなることから膀胱炎なども病気に注意。
普段から愛犬の様子を観察して、病気にいち早く気付けるようにしたいですね!
また、マーキングの理解を深め、その時の状況によって最善の判断をし、かわいい愛犬といい距離を保ちつつ思い出を沢山作りましょう♪
投稿者プロフィール
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犬をこよなく愛して20年。とある田舎で犬たちと暮らしています。
犬を飼っている方の疑問やお悩みを解決し、微力ながら犬と人が幸せに暮らせる社会づくりに貢献していきたいです。
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