犬の散歩にはこつがある!愛犬との散歩を楽しむための方法をご紹介

犬を飼っていると、毎日散歩に連れて行きますよね。

散歩の途中に立ち止まったり、リードを引っ張って飼い主さんのいうことを聞かないなんていういうことはありませんか。

他の人や犬に吠えたり向かっていこうとすることもあるかもしれませんね。

飼い主さんのそばを離れず、いうことをきちんときいてくれたら

毎日の散歩もより楽しい時間になるのではないでしょうか。

ここでは犬の散歩についてのコツや、散歩にどんな意味があるかなどをご紹介します。

犬にとっての散歩とは

犬にとっての散歩とは

庭があって走り回る環境があるなら、散歩に行かなくても大丈夫。そう思っていませんか。

実は犬にとっての散歩は、単なる運動ではないのです。

散歩には運動以外の目的があります。

①飼い主さんとのコミュニケーション

犬は大好きな飼い主さんと一緒にいると、とてもうれしいものです。

お仕事などで忙しい飼い主さんならなおさら、散歩の時間はとても貴重な1対1の時間です。

また多くの犬は、主人である飼い主さんに従者として付き従い飼い主さんを守るという

習性が、本能として備わっています。

安全に散歩に行って帰宅することは、主従関係を築き上げて犬が

満足感を得ることでもあるのです。

②ストレス発散

本来広い場所を走り回っていた動物ですから、毎日家にいるだけでは犬もストレスがたまってしまいます。

人間も、ひとつの空間に長時間いることは退屈ですしストレスがたまりますよね。

ストレスがたまると病気の原因になったり、無駄吠えをしたりすることもあります。

また飼い主さんのいうことを聞かなくなることもあります。

③新しい刺激

家で飼われている犬の場合、基本的に周囲の環境は毎日同じで変化に乏しくなります。

散歩に出かけることで、他の人や犬に出会ったり車や建物を見たりなど

さまざまな刺激を受けることができます。

見るだけではなく、家の中では感じない匂いを嗅いだり、音を聞くこともあるでしょう。

そういった新しい刺激は犬の脳を活性化させる効果があるといわれ

認知症などの予防に役立つことがわかっています。

また外での刺激に対し、はじめはおびえたり興奮することもありますが

慣れてくることで外の社会に適応していくことができます。

④健康状態のチェック

散歩に出るとふだんの生活では気づきにい異常に気づくことがあります。

長距離を歩きたがらない、疲れやすい、また足をかばっているなど、何かの病気のサインかもしれません。

散歩に行くことで愛犬の体調もチェックしてみましょう。

散歩のコツ

散歩のコツ

犬にとって色々な意味合いをもつ散歩ですが、いくつかコツがあります。

①散歩のルートは複数に。興奮したときの対策も大事

毎日同じ道だけを歩くより、日によって違ったルートを選ぶと

飼い主さんも犬も新しい発見があって退屈しませんね。

ただし、その分知らない人や犬などに出会う可能性がありますので、

吠えかかったりしないよう気をつけてください。

抱きかかえることができるなら抱っこしてもいいですが、

飼い主さんが声をかける、なでる、おやつを与えるなどで気を紛らわすことができます。

犬が興奮してしまったときに落ち着かせる方法を考えておくことをおすすめします。

②リードを引っ張る犬をしつける

リーダーウォークを覚えてくれたらむやみにリードを引こうとはしなくなるでしょうが、

それでも前へ前へと進みたがる犬もいるようです。

リーダーウォークの前にできるしつけから始めてみましょう。

犬は本能的に重心を前方へ傾けて進もうとしますので、犬の行きたい方向へしか進めないということのないようにしっかり教えます。

おすわり、待てができる犬なら

犬がリードを強く引いたときに飼い主さんは引っ張り返さずに「おすわり」「待て」の指示をして、その場に止まらせます。

そして飼い主さんが声をかけることで再び歩き始めます。

簡単なようで意外と根気がいるこのしつけですが、何度も繰り返すことで

犬は覚えていきます。

実際に散歩に出る前に、家でしつけておくといいかもしれません。

これができると散歩は格段に楽しいものになります。

ただし先に「おすわり」「待て」のしつけをしておきましょう。

引っ張り癖をなおすなら、こちらの動画を参考にしてみてください。

③リーダーウォークを教える

③リーダーウォークを教える

愛犬が飼い主さんのそばをつかず離れず歩くことをリーダーウォークといいます。

リードはややたるんでいるくらいで、犬は飼い主さんの歩くペースにあわせて歩き、

常に飼い主さんのことを気にかけている状態です。

コツは、次のふたつを徹底的に教え込ませることです。

・リードがぴんと張っているときは嫌なことがある

嫌なこととして、たたいたりするのはNGです。動物虐待にもなりかねません。

歩きにくい、動きにくいな、と犬が感じる程度でじゅうぶんです。

・リードが緩んでいて飼い主さんの近くにいるといいことがある

いいこととしては、ごほうびにおやつを与える、とにかくほめる、なでてやる、お気に入りのおもちゃを与えるなど、犬が喜ぶことをします。

ただしおやつを与えすぎると肥満の原因にもなりますので、低カロリーのものを

少量与えるなど工夫が必要です。

まとめ

犬の散歩には運動目的以外に

①大好きな飼い主さんと一緒にすごせる、コミュニケーションをとる時間

②脳に刺激を与え、ストレス発散になる

③健康のバロメーターになる

などの意味合いがあります。

また散歩のコツとしては

①散歩ルートをいくつか用意する

②リードを引っ張らないようにしつける

③リードウォークを教える

などの方法があります。

ときどきスマホを見ながら散歩をしている飼い主さんをみかけますが、

散歩のときには愛犬とのコミュニケーションを優先にしてあげてほしいと思います。

リードウォークなどは根気のいるしつけですが、愛犬と楽しく散歩をするためにも 飼い主さんもほんの少し努力してみませんか。

投稿者プロフィール

山本
山本
犬をこよなく愛して20年。とある田舎で犬たちと暮らしています。

犬を飼っている方の疑問やお悩みを解決し、微力ながら犬と人が幸せに暮らせる社会づくりに貢献していきたいです。