ペットの食費が高いか安いかは、 適切な食事で価値が決まります!

ひと昔前までは、犬に牛乳や残飯を食べさせ、外で番犬として可愛がられていました。

当時はそれが普通で、どこにでも見られる風景でした。

しかし!最近はペットも家族同様で、高級なドッグフードで栄養管理に気を遣い

月1回のトリ―ミング、ドッグウェアでおしゃれを楽しんだり、またペットと同伴で旅行に出かけたりとびっくりするほどの様変わり!

そして飼育費用も、昔と比べて大変かかります。

毎月、どのワンちゃんにも食費はかかります。

残飯をあげていた時代とくらべて、最近はプレミアムドッグフードなど体に良いものを与える傾向になっていて、当然、お値段も高額になりますね・・・

では、ペットの食費が高いのが良い事なのでしょうか?

ペットフードを選ぶ前に生態を知りましょう!

ペットフードを選ぶ前に生態を知りましょう!

皆さんはペットフードに対して

どのような考えやこだわりがありますか?

*なんとなく、市販のものをホ―ムセンタ―やペット屋さんやネットで購入しています

*無添加のものを選びます

*お財布事情で、値段で決めています

*値段の高いペットフードが絶対に良い!

*ペットフードの種類が多すぎてよくわからない

と色々ですが、ワンちゃんにとってそれは適切でしょうか?

まずは、犬の生態を知り

犬の年齢別、好み、栄養面、保存期間、金額などを総合的に判断して適切なペットフードを

選んでいるのか見極めてみましょう。

①犬は雑食です!

ワンちゃんは、人と長い間、共同生活をしていく中で雑食性が進みました。

そして、必要な栄養素摂取も、人間と同様です。

・たんぱく質

・脂質

・炭水化物

・ミネラルビタミンなど

特に、人よりたんぱく質を多くとります

人から見ると、味や食べやすさが劣っているお肉の部位などは、犬にとっては高栄養価があります。

最近では、食材の安心面から人と同じものを食べさせたいと思う飼い主さんも多いです。

気持ちはわかりますね

でも、環境問題などで限られた資源、人間と生き物の共存を考えると私たち飼い主も

理解したいところです。

年齢によってカロリー摂取が違います

年齢によってカロリー摂取が違います

一生、ワンちゃんに同じもので同じ量を与えるのはダメです!

哺乳期・離乳期  「食べて、寝る」の赤ちゃん犬は母乳かラクトースを含まないペット用のミルク。離乳期はペット用ミルクでドッグフードをふやかします

成長期       成長するために、もっとも高カロリー、高栄養食が必要です

維持期       一生の半分はこの時期になるので、大切な食生活を求められます。

バランスの取れた食事が大事ですね

高齢期       高齢期になると、運動量が減り、老化とともに身体機能が衰えてきます。基礎代謝が低下し、内臓に負担のない消化吸収の良いものがいいでしょう

ペットフードにはどんなものがある?

ペットフードにはどんなものがある?

①使用目的による分類

*総合栄養食 ・・・・毎日の主食

*間食   ・・・・・おやつやスナック

*療法食  ・・・・・獣医師が治療目的で、栄養管理をした食事

*その他の目的食 ・・栄養補助食や副食

②水分含量による分類

*ドライタイプ

  • カリカリした触感で乾燥している
  • ドライタイプなので、十分な水分を与えないといけない
  • 老犬や病み上がりのワンちゃんには少し負担

*セミストタイプ、ソフトドライタイプ

  • 半生タイプで、少し柔らかい
  • 老犬や子犬は食べやすい
  • 歯に引っ付きやすい

*ウエットタイプ

  • 缶詰、アルミトレーなどの密封容器に入っている
  • 水分も栄養もあるので、ドライタイプが食べれないワンちゃんにカリカリに混ぜて与えられる
  • 歯に引っ付きやすく、歯石が溜まりやすい

ペットフードの使用期限、保存方法

ペットフードの使用期限、保存方法

*ドライフード

  • 使用期限・・・開封後約1か月
  • 他のタイプとくらべて保存期間は長い
  • 使用期限が長いので、カビが生えないように封をしっかり閉め直射日光が当たらないように保存する。

 *セミモイストフード、ソフトドライ

  • 使用期限・・・開封後約2週間
  • 開封後は、しっかり封をして冷蔵庫で保存

 *ウエットフード

  • 使用期限・・・開封後1日
  • もっとも短い保存期間で、密封してその日に使い切る。

④価格は?

*ドライフード

  • 価格は、他のタイプと比べて安い。
  • ドライフードの価格は、無添加、グレインフリー、プレミアムペットフードなど
  • 素材を厳選したペットフードは、高額になる。ペットにとって安全安心で身体に優しく、質が良い。

 *セミモイストフード、ソフトドライ

  • ドライタイプに比べると、長期保存が短く価格も少し高いのでコストパフォーマンスは劣る

 *ウエットタイプ

  • お値段は、どのタイプより高い。
  • ドライフードを食べないときや、食欲が落ちた時などに使うのも良い。

まとめ

ワンちゃんは、雑食で年齢によって食べる量やカロリ―摂取量が変わってきます。

そして、ペットフードの分類・価格・保存期間・安全なものなどを考慮してあなたの

ワンちゃんにとって適切なペットフードを選んで下さい。

たとえ、ペットの食費が高額になったとしても、最も適切な食事が提供出来ると

思えば、高いとは感じないと思います。

投稿者プロフィール

山本
山本
犬をこよなく愛して20年。とある田舎で犬たちと暮らしています。

犬を飼っている方の疑問やお悩みを解決し、微力ながら犬と人が幸せに暮らせる社会づくりに貢献していきたいです。