世界も注目!? 日本にも浸透してほしいドイツのペット事情!

昨今はペットブームと言われるくらいペットを迎え入れる人が日本でも増えていますね‼

その反面、ペットに関しては後れを取っている日本…そこで我が子を愛するみなさん、そしてこれからペットを迎え入れようとしているみなさんが気になるペット先進国のドイツでのペット事情を、現地ドイツで愛犬と一緒に暮らす私がご紹介したいと思います!

ドイツで犬・猫の店頭販売はされていない?

ドイツで犬・猫の店頭販売はされていない…?

愛犬家、愛猫家の皆さんは一度は聞いたことがある人もいるかもしれませんが、ドイツでは犬・猫のペットショップでの販売は法律で禁止されています。

ですので、家族として迎え入れたいときはブリーダーさんを探して直接連絡を取るか、ティアハイムと呼ばれるアニマルシェルターへ迎えに行きます。

私も愛犬を迎え入れるときには何か月も掛けてようやくブリーダーさんを見つけました! (ちなみに現在ペットショップで店頭販売をしているのはウサギ、ハムスター、鳥、魚等。犬グッズや猫グッズ、フード等の取り扱いはもちろんあります。)

実際私がブリーダーさんを探していたときに一番大変だと感じたのは、私が日本人だということ…。 

市内や隣町等も含め、10件以上のブリーダーさんに連絡をしましたが、なかなか電話に出てもらえない、又は、日本人だからというだけで電話を切られてしまったこともしばしば。

というのも、日本から来ている以上いずれはわんちゃんも一緒に日本へ帰る日がやってきます。

そうなるとわんちゃんによってはとてつもないストレスがかかることも。

それを想定して断られていたのだと思います。

結局最終的に私を信用してくれたブリーダーさんは隣の国、チェコにいるブリーダーさんでした!

このブリーダーさんに巡り合うことができたときは本当に飛んで喜びました..笑

今まで連絡してきたドイツのブリーダーさん、チェコのブリーダーさん全員に共通する点は、例え引き渡す子犬だったとしてもきちんと信用できる人、責任感のある人を探し、引き渡した後もお互いに連絡し合い、家族の一員としてたっぷりと愛情を持っています。

私もいまだにブリーダーさんとたまに連絡を取り合っています。

当たり前のことかもしれませんが、まだまだお金稼ぎの為だけにペットビジネスをする人が多い日本。

ヨーロッパのブリーダーさんみたいな人達が少しでも増えてほしいです…!!

“ペット”か“家族”か

“ペット”か“家族”か

ヨーロッパではペットショップで犬・猫の店頭販売は禁止されているというお話をしましたが、それでは新しい家族を迎え入れるにあたってドイツ人のペットに関する認識というのはどうなのでしょうか?

日本では、スーパー等の場所によってはペット用品やフードはまだまだ生活用品コーナーの一部として扱われていますが、それが一つの例ではないでしょうか。

日本では、まだペットを“家族”としてよりも“ペット”として認識している方が多いですよね。

その点ドイツは“ペット”としてではなく、“家族”として認識されています。

分かりやすい例を挙げるとまず、ドイツでは子犬を迎え入れたときにドッグスクールに通わせるのが一般的です。

人間の小さな子達が幼稚園や保育園で社会性を養うのと同じように、子犬の頃から他のわんちゃん達と沢山遊ばせて様々なことを学ばせることで社会性を身につけさせます。

ドッグスクールは各市内にいくつもあり、値段もお手頃なのでとても通わせやすい環境なんです!

また、決してわんちゃん自体を“この子はなかなか覚えてくれなくて”などど決めつけることがなく、しつけのできている犬=しつけが上手で責任感のある飼い主等、あくまでも全て飼い主さんの責任として考えるのもドイツらしい考え方です。

それからもう一つ大きく違う点は、ドイツは愛犬と一緒に基本的にどこにでも一緒に行くことができるということ!

スーパー、薬局、ドラッグストア等の一部施設を除き、ショッピングモールやデパート、レストラン、カフェ、また、電車やバス、トラム(路面電車)といった交通機関などほとんどの公共施設に愛犬と一緒に行くことができます。

私も出掛けるときにはできるだけ愛犬と一緒に出掛けるようにしています。

また、犬に関してはなんと人間の5倍もの早さで時間が過ぎていくとも言われています!

その中でずっとお留守番しているよりも、飼い主さんと少しでも多くの時間を過ごせた方がわんちゃんにとっても幸せですよね。

そして、沢山の経験を一緒にすることによってペットと飼い主さんとの絆も更に深くなるんじゃないでしょうか…?

ドイツのペット事情についてのまとめ

  1. ドイツでは犬・猫のペットショップ販売が禁止されている。ペットを迎え入れるときはブリーダーさん、またはシェルターへ。

2. ドイツでは犬は『家族』の一員。公共施設の大半は愛犬同伴で入れる。

少しずつ向上していっている日本のペットに関する認識、ドイツをはじめとしたヨーロッパのように、今後更に我が子と快適で幸せな生活を送れることができるといいですね!!

投稿者プロフィール

山本
山本
犬をこよなく愛して20年。とある田舎で犬たちと暮らしています。

犬を飼っている方の疑問やお悩みを解決し、微力ながら犬と人が幸せに暮らせる社会づくりに貢献していきたいです。